OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

40代50代、老害と言われる前に考える「書籍:他人をバカにしたがる男たち」から

自分がゾンビになる不安と同じものを感じる風太

 読者の方はゾンビ映画とか見たことありますか?  見たことなくても少しは聞いたことがある。っていう人も多いと思います。 あの恐怖心はゾンビに襲われると自分もゾンビになってしまうっていうところが怖いです。恐ろしいゾンビが近くにいて襲われてゾンビになってしまう。
 もしこれが空気感染とかだったらどれぐらい恐ろしいでしょうか?
 映画に出てくるようなゾンビは多分存在しません。しかし、”老害”は存在しています。自分がそういう老害と同じになってしまうのか?そういう恐怖を感じます。「自分は違う!」って言い切れるほどの自身もありません。

ゾンビ(老害)にならない傾向と対策

 さて、風太郎は問題解決屋です。ここで問題を発見しました。問題は「自分が老害になること」です。よく勘違いされるのですが、「問題解決は問題が発生してから行うもの」という人がいます。
 そうではなくて「問題解決は問題を認識してから行うもの」です。ここで今、自分の老害化のリスクを問題として捉えました。捉えた以上はまず、何らかの成果に結びつく対策が打てます。

どうして老害になるのか?

 まずは、現状認識です。その視点から老害をよく観察しています。そうすると二つのパターンが見えてきました。

  • 同じ地位や立場に長期間(数年以上いる)
  • 仕事の役割とやり方にギャップがある(無能ではない)

 本来はここは定量的に見ていく必要があります。今回がブログネタのため定性的に定義しました。
 この事実から考えると、同じような状況の風太郎も危ないと考えました

なぜ老害になるか?

 次に、そうなるプロセスを考えます。要因解析という場合もありますが、今回はプロセスという言葉がいいのかと思います。 プロセスの中で書籍から「ここがポイント」と見つけたのは、
問題点:「昇格できない」というところです。
 ここでいい加減な問題解決を行うと
対策:昇進すること
 となります。笑ってしまいますが、こういう感じの問題解決はいっぱいあります。正直それができたら苦労はしないですよね。    書籍をよく読んで、対策の元ネタをさがします。その中でサラリーマンとして考えないといけないのはこの一言だと考えました。
「昇進と能力は無関係」
 サラリーマンだと次のような経験があると思います。

  • なんであんな奴が出世するんだ?
  • なんで俺が出世しない?

ですね。この本にも書いてあることと、自分の感覚では出世すべき条件は下記の通りです。

  • 周りにライバルがいないこと
  • 昇格すべきポジションが空いていること
  • 昇格をアピールできるような業務を行なっていること(偶然だったり、上司の意図だったり)

 いかがでしょうか?心当たりありますか?周りをよく観察してみましょう。そのような傾向があると思います。
 こういう状況の時あまりよくない心理状態になることにより老害化することになります。

対策の策定

 これで、現象が明確化され、原因もわかりました。そのよくない心理状態を脱出するにはどうしたらいいか?ということです。
 その方法は各人によって違うでしょう。そこに至る方法も、問題解決から導くことができます。  しかし、それを行うためには、もう少し考える材料が必要です。  機会があれば風太郎の「老害化未然防止」の記事でも書いてみたいと思います。

他人をバカにしたがる男たち 日経プレミアシリーズ