OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

独り言!?自分自身への問いかけが問題解決の第一歩 「書籍:問題解決 自分のやっていることの9割を疑え」

 今日も自分にいろいろ問いかけています。独り言でぶつぶつと。いや、それはあやしいおじさんだろ!それじゃない!この本は真面目に問題解決について書いている本です。あやしいおじさんの事ではありません。
 この本ではイシューという問いかけが大事だと言っています。問題解決を行っている風太郎としてこれは有効な考え方の一つだと断言します。

この本でイシューの定義とは

イシュー とは 日本語 で 言う 課題 の こと で、 答え を 出せる 問い の こと です が、 ただ の 問い とは 違う 点 が あり ます。

そして、どの様に「ただの問いと違う」のか?

この よう に、 yes, no で 答え られる 問い の こと を イシュー( 課題) だ と 考え て ください。

 と記述しています。  

 このイシューまで落とし込んで行くことが、問題解決に大変役立ちます。
 それはなぜか?それは問題解決で大事なのはどこに問題点があるか?とそこを明確にする事です。このブログでも今までも言及していました。これからも言及していきます。そして、今まで読んだ問題解決の本で覚えている限り、最近読み漁ってる問題解決の本すべてでこれが書いてあります。

問題解決には多くの書籍の読込みと経験が必要な訳

 問題点を見つけることが大事だというと、「簡単だね、問題解決なんて、問題を起こしている問題点を見つけだしたらいいんでしょ」と思う人もいるかもしれません。問題点を見つけ出したら簡単という訳じゃありません。問題点を見つけ出すのが一番難しいからここが重要だと繰り返していうのです。
 一番難しいのはその問題と問題点の違い(これは本によっていろいろ表現が異なります)を自分で納得することです。風太郎は統計的品質管理の世界も足を突っ込んでいます。そこで教えていただいた先生から「君たちの言っていることは願望だ」「願望を直接解決しようとしてはいけない、機能を改善しないといけない」と何回も指導を受けました。それが、問題解決の問題(願望)と問題点(機能)ということに気がつくまでに十年ほどかかりました。
 そんなに時間がかかったのは「お前が無能だろう?」と言われるかもしれません。そう言われたら、その通りと答えるでしょう。実際に一気に理解している人もいます。しかし、これができない人も数多く存在しています。すぐに、習得できる人の方が少ないと考えます。おそらく普通の人はそう簡単に習得できないでしょう。多くの人は時間をかけて習得しています。
 できるだけ早くそれを理解する方法としていかに上手にイシューとして捉えるか?そういう考えは有効でしょう。 イシューを作ることは難しく、なんでもイシューにできるわけではないと考えます。そういう難しさを超えて問題解決して行くことが良い訓練になると思います。
 欲を言えばこの本はクリティカルシンキング中心の本です。そのため、イシューに関する解説は半分弱になっています。しかし、それでも十分価値のある本です。
 また、この書籍はKindleのみで出版されている様です。そのため、文章量の多くありません。読書慣れしてなくても読みやすくなっています。
 そういう読みやすい本だから読んで見て欲しいです。また2018年9月自伝ではKindleUnlimitedで読むことができます。

問題解決: 自分のやっている9割のことを疑え!