決めないのが一番悪い
考えて、考えて、考えて、その結果行動しないことがあります。
しかし、やらなければいけないことはタイミングよく実行することが大事です。
風太郎がよく言うのは
「ビジネスにおいて、前がT字路なことはよくある、その時は決めないことが一番悪い!」
と説明しています。
ここでビジネスという言葉を使いましたが、風太郎の専門の「問題解決」っていう言葉がふさわしいかもしれません。
以前に
- ある程度準備不足のまま、すぐに手を打つか?
- しっかりと準備してから、手を打つか?
という議論がありました。いろいと検討しているうちに
- 時間が経ったので、準備不足のまま手を打つことになってしまった
などということもあります。
常に「もっといい方法、やり方ないか?」と考えるのはいい事です。
”問題解決”においてもこれが大事なんです。現状に満足していければ、それを問題ととらえられません。
しかし、考えすぎてなんの価値も生み出さないは罪でしょう。
最近の心に響く言葉
話は変わって技術書典のことです。
今回は諸事情により技術書典に行くことができませんでした。
でも興味はあるので、「どんな本あるか?」ってチェックしていきました。
興味持った本の一つが次の本です。
この中で「出ない神本より出るクソ本」という言葉がありました。
最初の事例のような経験をしているので、この言葉が心に響きました。
時と場合によりますが、あれこれ悩むよりやってみることがいい場合も多いでしょう。
実行時に考えること
と、いいところで終わらずについ考えてしまうのが風太郎です。 微妙に言っていることと、やっていることが違いますね。まずやってみた方がいい時ってどういうときでしょうか? ちょっと考えてみます。
- A案、B案、なにもしないと考えた時に何もしないのが一番損失が大きくなる。
- 着手することで次が見えてくるとき「着眼大局、着手小局」という言葉があるらしいです。そこまでいかなくても、まずやってみないことにはわからないことも多くあります。
- わずかにやることによって、大きく前に進むか?0でなければいいということもあります。時間をかければかけるほどいいものになりますが、無限の時間はありません。少しやるだけで大きく進むことはやるべきです。 逆にやらないときはどういうときでしょうか? 物事には優先順位というものがあります。その優先順位から考えることは当然として、そのほかにはどういうことが考えられるでしょうか? 本来の使い方とは違いますが、抵抗の6階層を元に考えてみます。
元ネタ: 思考プロセス | Solution | TOCをベースにしたコンサルティング、ゴール・システム・コンサルティング株式会社
- 問題の存在に合意しない → そもそも問題でない
- ソリューションの方向性に合意しない → 方向性が間違ってると考える
- ソリューションが問題を解決できると思わない → 手段が正しくない
- ソリューションを実行するとマイナスの影響が生じる → リスクが大きい
- ソリューションの実行を妨げる障害がある → コストや手間がかかる
- その結果起こる未知のことへの恐怖 → 知らないことだから心配
やや、一般的にでわかりにくいですね。こういうことは「切り口」ともいいます。確か海音寺 潮五郎著の「孫子」の中に一般的な言葉で書くと具体的にわからなくなるという表現があったと記憶しています。手法や考え方はそなうなりがちです。
この話でも、方向性と手段の違いってなに?とか障害と恐怖など微妙に似た言葉があります。
人に説明するときはこれらを明確にしないといけません。
しかし、自分で行うときは習うより慣れろです。
こういう切り口を使い続けることにより身について、うまくやれるようになると思います。
結局は?
いろいろ観察してると人によってどうするか違うようです。悩んで動けない人はさっさとやる、さっさとやって失敗する人は少し考える。ただ、周りを見ていると考えすぎて行動しない人が多いように思われます。
上記の切り口は風太郎の考え方なので、人によって自分に合う切り口を見つけ出すのが大事だと考えます。