なぜガニエの9事象か?
ガニエの9事象.
ガニエの9事象というものがあります。これは主催者側の視点で、どのように学習をこうちくしていか?というものです。
詳しくは、ここで説明するよりもネットでガニエの9事象で検索した方がはやいでしょう。
ガニエの9事象は、学習を設計する上で重要な概念です。インストラクショナルデザイン(学習設計)は色々なものが提案されています。この中でもよく使われ居るものです。
なぜこれを記事にしたか?
この記事を読んでいただいている多くの人(といっても数名)は社会人でしょう。社会人の受講生の場合は大学生未満と比較すると次のような違いがあるとかんがえます。
立場、現状レベル、研修後のやりたいことなどです。そのように主催者側の決めた目的目標がなどが異なる場合が多いと推定します。
そこで、受講者側が自分に合わせて考える事がある。という前提で本記事をかきました。
どの点を考慮するか?
学習の目標について(またはその先の目的)
受講者側にとっても、この研修で何を得るかを明確にする必要があります。各自の立場に合わせて、自分が得たいことを明示することが重要です。
または、何を学習するかは同じでもその先に何をしたいか?は異なると考えます。かといってあまり丁寧にするのもいくら時間があってもたりません。
そこで、具体的には、以下のようにすると良いでしょう。
1. 頭の中で考える.
2. 書き物にする(40文字x3行で十分).
3. 人に説明する.
人に説明するメリット
説明するときは、「分かってもらえる」ことが最高です。しかし、それはエネルギーがかかります。
ただ、説明しようとうする行為で、頭の中で整理されます。
そこで、「自分が説明して違和感がない」程度までまとめるのも一案です。会議室や、在宅で目の前にだけかを想像してお話します。話しているときに違和感を感じないことを基準としましょう。
保持と転移を高める
これは要するにノートを取ることや、資料を保管して使えるようにすることです。この、「使えるようにする」というのは中々大変です。
かなり昔の例ですが、以下のようなことを経験しました。
- 上位の役職者(50代)に専門技術の講義をしてもらったときに使った資料は、大学時代のノートです。
- 50代で最前線のエンジニアが使っている鉄材料の資料書籍は、工業高校時代に購入したものです。
彼らは学んだ事を保持して使えるようにしていたんですね。
学んだことをちゃんと保持して、活用することが大切です。現在、多くのITサービスがあるため、それらを活用するのが良いでしょう。これらは会社では用意されていません。私としては、各自で用意することをおすすめします。一生の財産になるものを、会社の経費節減や退職に伴い失うことは困ります。
参考
参考として私が使っているものを列挙します。
- Evernote (https://evernote.com/intl/jp):使ってはいますが、オワコン化しているのでおすすめしません。ただし、WebClipperとしては下記Notionより優秀です。
- EBt(https://seesaawiki.jp/irrational/):個人作成のフリーソフトで、Windows専用です。
- Notion(https://www.notion.so/ja-jp):現在これを使っています。
Eagle(https://jp.eagle.cool/):主に画像向けです。今はテキストファイルなども使えるので、Notionの補助として使っています。(買いきりアプリ).
情報の整理についても、いくつかの方法があります。前提条件として「記録内容をその時点では理解していること」とします。理解していないことをいくら集めても意味がありません。その上で、以下の3つが大切だと考えます。必要な情報を保持している(現在はクラウドストレージがおすすめ)
必要な情報をすぐ取り出せる。
これには、次の3つが大切だと考えます(大事と思う順番に書いています)。
- 情報の双方方向リンク.
- 検索性.
- タグ付け.
上記のなかで、Evernoteは双方向リンクを持っていません。これが使わなくなった最大の理由です。EBtとNotionは持っています。Eagleは持っていません。これは、全体を俯瞰するのに使っています。正直、Notionと二度手間というのは感じており、もっと楽にできないか?とは思います。
補足
昔のデータを整理する方法について触れておきます。以前は、「階層構造」でデータを整理していましたが、あるデータは別の階層とも関係しているため、最近は階層構造でデータを整理するようなソフトは見受けられません。ひょっとしたらあるかもしれませんが、メジャーにはなっていません。