OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

何かやる前に何かをやめようーーマンガでわかる「やめる」習慣

Kindle月替りセール2018年9月
この本は

やめる

っていう単語に惹かれて購入しました。元々の本(マンガでないもの)はそれなりに売れている本らしいですが存じ上げませんでした。
いろいろな本が「やること」に注力しています。しかし、なんでもかんでもやれるわけなくて、何かをやめることが大事です。
 仕事でもそうですね、風太郎は新しい(それなりに時間のかかる)仕事がくると上司に必ずこう言います。
 「わかりました、それでは今までの仕事で何をやめましょうか?」と(嫌な部下です)
 とは言え、これでやめたことは一つもないです。それほどなにかをやめることは大変です。

 仕事以上に習慣はなかなかやめられません。それでも、何かをやめたいと考えている人に対しておすすめです。
 習慣と言えば、風太郎自身も数年間ネットゲームに凝っていました。課金は月に多くても3000円、だいたい1000円だから大したことなかったのです。それでも、数年だから数万円となります。その金額より重大なのは、相当な時間をつぎ込んでいました。1日に2時間程度です。さらにイベントだと終日付きっ切りです。
 さらに時間をかけそうな雰囲気でした。そして、ふと気が付いたのです。

  • 最近どれだけ本読んんだかな?
  • 最近どれだけ学んだかな?

 本を読むこと/学ぶこと この二つが今までの人生の中で貴重な資源でした。それをやめていたら自分の将来が「ヤベーこと」になります。「大変まずいこと」になるよーということです。
 そこで、それをやめるためにいくつかのことを行いました。一生懸命考えたその方法と、同じ内容がこの本には書いてあるのです。もっと早く読んでいたら良かったと思います。

この本に書いてあること

何人かの登場人物が出てきます。それぞれやめたいことは

  • 間食
  • 夜更かし
  • 仕事の先送り 

 などです。
この本にいくつかのポイントが書いてあります。その中で、特にここで紹介したいのは

 です。
 なぜこの二つが重要かということを考えて見ます。

 まず、「やめる理由」です。
実は「やること」より「やめること」の方が大変難しいです。これが簡単なら世の中に中毒者などいません。
書籍では「骨太の理由」と書いてありました。やめるための自分が十分納得できる理由が必要です。
結構これが大変なんですよね。どうやって見つけるか?かなり悩みます。
風太郎の場合は「自分の描いたキャリヤイメージが達成できない」というのが理由でした。
どう考えても一週間に20時間近い時間をゲームをやめること以外に捻出できませんでした。
「やめる」ことに限らず、理由や目的をしっかり納得することは大事です。そして、それを力強く行なっていくためには「自分が納得できる」ことが大変重要になります。
 上記の理由も他の人には大したことないでしょう。それでもいいんです!自分にとっては大変大事な理由であることなんです。

次にボトルネックとセンターピンです。これも問題解決でもよく大事なことと言われていることです。
この書籍のボトルネックはちょっと意味が違って「最大の障害」という感じで書かれていました。
センターピンは「ここをよくしたら全体がよくなるところ」です。
 かなりその二つを明確にするのは大変です。それでも考えて見つけることが大事です。そういう時には問題解決ストーリが役にたつかもしれませんね。

 とにかく「やめる」っていうのは大変なことです。それをある程度パターン化してくれているのがこの本のいいとこでしょう。買ったから何かの習慣を簡単に止められる訳ではありません。
その点はよく留意しましょう。それでも参考書として手元に一冊あって良い本です。