アイデアを盗む技術
kindleセール品
この本を読むと嫌なことがワクワクしたことになっちゃいます。そういうところいろいろな着眼点を与えてくれる本です。日々の生活にちょっとした「おもしろさ」(本書より)を得ることができます。
残念ながらそれは表紙などからはわかりません。著者が放送作家のせいか、「盗む」だとか「おもしろい」とか、ちょっと刺激的な言葉を使っているため、この本の良さが伝わらないのが残念です。風太郎も特売で200円でなければ購入しなかったかもしれません。あと、アマゾンのカスタマーレビューも参考にしました。
カスタマーレビューを疑いながらも、読んでみるとかなり面白く参考になった本でした。
「盗む」と「おもしろい」
ここで使っている言葉の「盗む」は着眼点やアイデアを出す視点で、「おもしろい」というのは何気ないことや困った事にも関心を持ったり裏を考えたりしようと言うことです。その意味で盗むという悪いことではありません。
アイデアを盗む事は犯罪ですが、その視点を盗むことは犯罪ではありません。正確にいうとその視点も盗んだのではなくて、「こうなんだろう」と想像したものです。また、体験したことの裏話のようなモノを想像してりしています。
こういうようなことをやり続けていくと何気ない毎日が楽しくなります。
この本では「自分の嫌いな食材でおいしい料理を作る料理人」や「京都の有名なお寺のある無名の柱へのこだわり」「不便・不都合から考えてみる」などが書かれています。
こういうことに関心を持って、繰り返していくを繰り返して行くことによりアイデアが湧き出すようになると言うことです。アイデアが出るかどうかは別として人生の楽しみ方のひとつではないでしょうか?
風太郎も妙なこだわりあったりします。ハーレーというアメリカのオートバイを見たときに「このフレームの溶接は素晴らしい!」と感動しました。そしてどうやって溶接しているんだろう?などと考えていきます。
また、類は友を呼ぶのでしょうか?会社の昼休みにこんな事がありました。
同僚が「風太郎さんこれ見てください」とパンを差し出します。それは有名な”ランチパック”という商品です。まだ食べていないのにも関わらずその中身がはみ出していました。カットする位置がずれていたのです。いったい何故この世様なことが起きたのか?メーカーはどんな対応をするのか?そんなことをいいながら、このあとほぼ昼休み中この話題で盛り上がりました。
この様に普通と違う視点持ったり、なにか不都合がある場合にも「おもしろい」と感じる事ができます。
こうやって、思いを巡らせるのは楽しいとおもいませんか?こういう視点を持つことにより日々楽しく過ごすことが出来るでしょう。
そういう視点を与えてくれる良書です。