OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

全てのエンジニアに使える道具

エンジニアの資格

 「エンジニアの資格」そんなものはありません!というのは、言い過ぎですね。ここで正確にいうと「エンジニアと名乗るための国家資格などはありません」ということです。技術士やIT関係などいろいろな資格があります。技術系大学というものもあります。しかし、それはエンジニアを名乗る資格ではありません。エンジニアと呼ばれたら、もう今日からエンジニアなんです。 しかし、エンジニアとして生活を維持していく為には多くの業務をこなしていく必要があります。その為にはいろいろな道具が必要となってきます。



 以前こういうエンジニアの方と会いました。

  • Aさん:理系大学を卒業。その後フリータとして数年過ごし、その後エンジニアとして就職
  • Bさん:普通科高校を卒業、その後数年エンジニアとして業務を実施

 風太郎が会った時はAさんは就職したばかりでした。正直全く使えませんでした。大学時代に学んだことを忘れているだけでなく、エンジニア業務に対する問題解決、課題達成のプロセスが思い浮かばないようでした。 それに対して後者の人はその逆でした。実行もしっかりしてくれました。
 この様に学歴や職歴関係なくエンジニア名乗ることはできます。しかし、実績や周りの評価は差が出ます。
これはエンジニアだけでなくて仕事に就く人はみんな同じだと思いませんか?
 今回の場合はどこが違うのでしょうか?原因としてはエンジニアとしてのキャリアの差です。それがどのような違いになったのでしょうか?

エンジニアにとって一番大切なもの

 これはエンジニアリングをを行うためのプロセスを思いついて実行することです。これは一つ一つの仕事をこなして実力を高めていくことでしょう。しかし、闇雲に仕事をやれば実力がつく訳ではありませんそれにはいくつかの理由があります。 仕事を行なっていくには次のようなことをしないといけません。

  • 仕事の成果:仕事として行い続けていくためにはある程度の結果とスピードを要求される
  • 自分の成長:業務を通じての成長が速い必要がある
  • エンジニア以外の要素:コミュニケーションや、組織を動かす力など、技術以外の仕事がある

 ということです。 こういった事を意識して仕事を進めて行くことが大事です。風太郎が新人だったころ上司から経験長いだけではベテランにはならん!と言われたことがあります。確かにその通りだと今思います。  世間が動いている以上、働くことは下りのエスカレータを登るようなことなので、スピード感は必要です。才能でこなしていくこともいいと思います。しかし皆 その為に道具が必要です。

道具とは?

 その必要なスピード感を手に入れるために道具を用いていきます。道具というと一般的に何らかのモノをさします。エンジニアで一番使うのはコンピュータなどのIT機器でしょうか?昔ならばエンジニアは腕一本(+筆記具)で成果を出せていけましたが、今はコンピュータの使いこなしが大事です。コンピュータにはソフトが必要ですよね?このブログを読めているのはサーバー、インターネット、クライアント(PCやスマホなど今あなたが触っているもの)がハードです。それに対して、それを動かしているのがソフトウェアです。
 人が仕事する時もソフトウェアに相当するものがあります。コンピュータのソフトウェアを作るときにはいろいろなライブラリやそれを作るための道具があります。同じように人というものに対する思考というソフトウェアを作るための道具が存在します。 その道具の一部を紹介しましょう。
風太郎が主に使って専門としているのは 問題解決、トヨタ生産方式、品質管理、統計的品質管理、品質工学、制約理論(TOC)などといったものです。

道具のひとつとして、問題解決について先日このブログで、言及したことがあります。その問題解決の視点でニュースなどを聞いていると、多くの場合は「問題」「問題点」区別ができていなかったりします。 例えば、このブログを始める時にも問題解決を使っています。
問題:ブログが書けない とします。これを裏返したら、一生懸命ブログを書くということになります。これはあまりいい対策ではありません。通常は問題を発生させている原因問題点に落とし込みます。その為に、いろいろ現状を解析していきます。細かい分析は置いておきますが、問題点としてあげたのは「文章の質と量が維持できない」ということでした。さらに原因を分析して、その解消の為にいくつかのことを行なっています。
 問題解決を行なっていると自然に問題に対して問題点はなにか?ということを自然に考えられるようになります。

このブログではこういった道具に対して、いろいろ説明していく予定です。