自分の人生で大学は役に立ったか?
結論からいうと役に立ちました。
次の目標が達成出来たからです
- エンジニアになりたい
- 仕事に必要な知識を身につけたい
- 実験というものを沢山したい
3っつ目については不思議に思う人も多いでしょう。小学校以来理科の実験を楽しみにしていた風太郎にとっては、大学に行くといっぱい実験できる!というのは大切な目標でした。
この目標が達成できたかどうかというのは風太郎にとって大切なことです。しかし、これは一つのサンプルです。そこで、これが一般的に言えるかどうか?そういう検討をしてみます。言い方を変えると、上のことがどれほど多くの人に合理的(一般の人が納得できる理屈になっている)に言えるかどうか?ということです。
合理的に他に当てはまるか考える
ではこの事は多くの人に当てはまるのでしょうか?この所を検討します。
就職のための資格を得ることが出来た
エンジニアを新卒で募集しているところの多くは高専卒または大卒以上です。このことから大学を卒業することはエンジニアとして就職するのに役立ちました。
また当時高専は入試レベルが高く風太郎には無理で、一部の高卒技術者採用については狭き門でリスクもあり、理系大学の卒業が一番簡単でした。
学習したことが仕事に役だった。
詳しくは後述します。正直不真面目で移り気な学生でした。それでも十分な知識を得ることができました。
実験を楽しんだ=学びを楽しんだ
タイトルの通り実験だけでなく学ぶことの楽しさを知りました。
あまりにも面白くて、それまでの学校(特に高校まで)は、最高の素材(学問)を不味く調理して食わせるところとう持論を持つほどでした。どこが違うかというと大学の講義の面白さはかなり具体的な話になります。たとえば数学も単純な理論だけではなく、同時期に学んだ他の講義との関連を考えたりして楽しいものでした。
ここのところは一般的にみんなそう思うかどうか?は難しいところがあります。大学生や、大学進学経験者にとってどうなんでしょうか?
大学で学んだこと
一般教養
一般教養が意外と楽しかったのを覚えています。今でも専門書以外を楽しく読んでいます。
このブログでも技術専門書以外を紹介したりしています。
学業関係で覚えているのは「ジャパン アズ ナンバーワン」「菊と刀」「日本人とユダヤ人」の3つの書籍を比べたことと、インフレについて調査したことです。これら二つをレポートした理由は
です。今とそう理由は変わっていません。そういういい加減な理由もありながらこの時身につけた勉強する態度というのは今の仕事のレベルアップにも役立っています。
必須科目
具体的な科目は語学、数学と物理、化学です。正直これらはそれほど力を入れなかったので能力は低いです。その結果仕事などで困ったり、また覚えなおすために勉強して大変です。
それでも、一度習っていたので完全独学よりましでした。これらの能力は専門的な業務を行う人にとっては役に立つでしょう。
専門科目
これは本当に仕事に役に立っています。特に材料系の知識はかなり役に立ちました。「炭素鋼の状態図」なんていうのは未だ活用できます。
また今でいうIT関係、AI関係も勉強しました。これも役に立っています。当然今と全く異なるものでした。しかし、メンテナンス性の高い(可読性の高い)コードの書き方。OSの基礎(LINUX以前の話でMINIXというもので勉強しました)、大規模なソフトの作り方(みんながコードを書くのではなくて全体リーダがいる。当時はプログラムというのは一人でコツコツ書くものだと思っていたので驚きました)は未だ役に立ちます。
また、この時の勉強結果を基礎としてITの進歩についていた結果いろいろ業務にも役に立っています。
風太郎に限らず多くのエンジニアは専門知識が必要です。そういうもの基本は大学で得ることができます。
大学というのは理系については勉強内容が将来の役に立つということが言えると断言します。
一般的に大学は必要か?
上記の様に「理系エンジニア」を目指すならば
- 就職の入場チケットを得るために卒業が必要
- 仕事に活かす知識(実践、基礎)およびそれを学ぶために大学の勉強は役に立つ
ということが、説明できたと考えます。じゃぁ本当に合理的に説明できたかどうか?というところがこの記事の肝です。正直50点です。例外多数で皆が納得することではないでしょう。
俺は高卒でエンジニアとして働いているぜ 俺なんか専門知識なしでもちゃんと仕事しているぜ! * 専門知識が必要としても、それは大学で学べることとはちがうよ
このところを合理的に説明できませんでした。ただ、多くの理系の大学生は真剣に学んでそれを仕事に生かしているのも事実です。「受験勉強よりきつかった」という人もいます。
この記事ではエンジニアには、理系大学で学ぶことが必要である。ということを合理的に説明する。という目標の記事を目指しました。
残念ながらその試みは失敗しましたね。風太郎個人の1sampleだけの話から証明できませんでした。