Evernoteより便利?情報整理ソフトEBtを使い始めた
管理不能のEvernote
Evernoteを使っている人は多くいると思います。ノートの数が多くなった場合皆さんどうしていらっしゃるのでしょうか?私のEvernoteも14000ノートを超えています。ちょっとしたことをメモにできるのはいいけれど、正直言って管理不能という状態になってきています。
現状過去の情報を得るために使っているのは検索主体です。添付ファイルの中のまで検索してくれる機能があって、画像中の文字列まで検索してくれます。
しかしながら、Googleの検索機能と比較するとかなりしょぼい状況です。記憶にあるノートが検索できなかったりしています。これは表記揺らぎがある場合は検索してくれないからです。
表記揺らぎというのは、例えばファイル中に「コーヒ」と記録されていると「コーヒー」では絶対に検索されません。「尤度(ゆうど)」を検索したいとに間違えて「犬度(いぬど)」と検索しても正しく尤度(ゆうど)を計算してくれるGoogle程ではありません。
そもそもデータの整理とは?
風太郎はEvernoteに資料やデータの整理のためにお金を払っています。当初は真面目にノートブックを分けて、タグ付けもしていました。また、リンクもしていました。しかしやがてその気力も尽きてきて一種のストレージ状態になっています。
とはいえ、さすがに有償サービス、ただのストレージに比較してずっと使いやすい構造になっています。そのため、まだまだやめることも出来ません。
ただ、このような状況になると、「階層構造」「タグ付け」「リンク」+検索というEvernoteの管理方法自体に限界があるのではないか?と考えました。そういう時出会ったのがEBtです。
EBtのデータ管理
EBtのデータ管理は最新の考え方ではありません。これは1980年代に提唱されたBTRONの仮身実身です。このシステムは多くの人が影響を受けているようで、検索してもかなりのサイトがヒットします。
風太郎としては、未来のコンピュータとして衝撃を受けた極楽2号よりも古い概念にも関わらず、ネット界隈では普及しています。
「極楽2号」と検索しても1ページ目でヒットしたのは2002年の記事程度でした。(元の本も自炊-切断・スキャン-してEvernoteに入っていると思うですが、発見することができませんでした)
さて話をEBtに戻します。EBtにフォルダの概念はありません。メモというファイルのみです。メモ同士はリンクで繋がれます。
例えばメモAをメモBにリンクします。この時にメモBもメモAにリンクされます。この点は別途説明します。これがEBtの特徴になります。
このようなシステムではスモールワールド性 が有効に働きます。
正しくリンクをたどれば少数(一桁)のメモをたどることによりたどり着きます。
そして、EBtはVersion2になりました。現在β版の公開中です。Versio2になってメモの機能が大きく向上しました。その特徴は下記のとおりです。
などです。また過去からの長所も継承しています。
- OneDriveで共用することにより、複数の端末で使うことができます。(DropBoxはうまくいきませんでした)
- Read/Writeキャッシュのおかげでスピードの遅いストレージでも使うことができる。
です。かなりお気に入りのソフトなので今後とも紹介していきます。
ダウンロードはこちらから
続いての記事は以下の通りです。
2020/4/5 ブログのカテゴリーへのリンクを下記にはりました。 futaro.hatenadiary.jp よろしくお願いいたします。