今更ながらのクラウドとサーバーの違い
会社から時間をもらっているのでこの機会にしっかり「クラウドとはなにか?」を学んでいる。
未だ一部の人には「クラウドとサーバ」の区別が出来ていない。”やれやれダゼ”と思うが、説明できるほどの知識があるとは言えなかった。
そこで今勉強している範囲で書き記してみた。
クラウドの特徴その1 機能別に仮想コンピュータを立てる
大昔にレンタルサーバーというがはやった。クラウドも初期はLinuxのOSを走らせるまでに長い儀式があった。
クラウドはそれが簡単にできる。だけでなくて、機能別に仮想コンピュータを立てている。
例えば、データベース、ストレージ、分析環境、etc
これら毎にサービスがある。サービス=事前にインストールされたソフトが動く仮想コンピュータ
と考えている。
これをオンプレの巨大なサーバーで行う場合は、一つのコンピュータで必要なソフトをインストールすることになる。
IT技術者でなくても趣味でPCをいじってる人(風太郎の様な)は次の様な心当たりがないだろうか?
- インストールするのが大変(設定項目が多い)
- OS毎(下手したらバージョン毎)に機能やインストール方法が異なる
- 他のソフトウェアとの関係で同時に動かない(共通する何かがちがう)
- 複数のソフトを連携させるとメモリなどリソース不足
これらの手間がかからずデータベースならデータベース、それぞれにすでにインストール済みの機能を使っていく。「インストール済み」という言い方すら不適である。これらの機能を持ったパーツが用意されており、OSが何かすら意識する必要がない。
クラウドの特徴その2 機能するかどうかはクラウド側が保証している。
ソフトなどをインストールしても動かすまでが大変である。しかも、日々といっていいほどバージョンアップするし、下手にバージョンアップすると動いてくれなくなる。
その動作についてはクラウド業者が保証してくれているため、メンテナンスに気を使う必要がない。
クラウドの特徴その3 停止している間はお金を払わなくて済む
これは当たり前のことだけどありがたい。ただ、手で停止とかさせていると面倒なので自動化が必要。この点は技術をつけないといけないので、個人としてはこれからの課題である。
クラウドの特徴その4 BCP(事業継続計画)に強い
天災などがあった場合にデータセンターが破壊される。データは外部に預けてあったとしても、ハード一式を揃えて、一からセットアップするのは大変である。これに強いのがクラウドである。天災で破壊されたとしてもデータと構築の情報があれば世界のどこかで再現できる。
「家が火事になってもデータだけは救いたい」と考えて当時は少ない容量だったストレージサービスに加入していた。個人ですらそうなんだから会社はそこまで考えるべきである。
これが学んだことから考えるクラウドの特徴である。