OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

身につけ仕事や家庭で使いたいーーどんなときでもバッチリ伝わる!説明力があがるコツ

ああ、伝えることに関しては風太郎はお化け屋敷のおばけだったな。とこの本を読んでわかりました。
 この本を買って役に立つ人は、「伝えること、またはプレゼンテーションで苦労や失敗のあった人」ことですね。そういう失敗経験が人のある人にとってこの本が役に立ちます。

よく読むと、どこかで読んだことある文体と思い、よく著者を見ると
家庭教師の教え方を仕事へ!ーーどんな人にもピン!とくる教え方のコツ - OFFICE風太郎
の人でした。
 時々同じ著者だと内容が8割程度一緒なんていいうこともありますが、幸いにしてこの本はそんなことなくて助かりました。それでも同じ著者から同時期に2冊買うのはもったいないと考える人もいるかもしれません。そういう人は、こちらの本のほうがいいかと思います。

人が引き込まれる説明とは?

 人が引き込まれる説明。この本はこれを見事に実践しています。まず第一章を「プレゼンあるある」と言った感じでまとめられています。
 先ほど述べたように、この本を読む人は説明やプレゼンで失敗したことのある人でしょう。そういう人がまず引き込まれる構成になっています。それは、この第1章のタイトルを見れば大体わかります。

第1章 あなたは大丈夫? 伝わらない説明5つの特徴

 というタイトルです。5つのタイプがあれば一つや二つは当てはまるでしょう。これは「占い師が”あなたには悩みがありますね”と言って相手の心を掴む」(from昭和時代の都市伝説)のと同じやり方でしょう。自分の説明やプレゼンに満足していたらこういう本はまず読まないでしょうから。この本はこういう風に相手の心を掴む事が大事だと教えてくれます。
 ちなみに風太郎は次に何が起こるかわからない「お化け屋敷説明」ですね(*_*;

 また、問題解決を行っている風太郎としては「現状把握」が大事なので伝わらない理由を探しために考えて見るのはいいことだと考えました。そこでの観点からもこの本を読んで見ました。

説明力を上げるために

 この本では説明力を上げるためにいくつかのことをあげています。その中で話の構成方法もあげています。そこでは「よきナビゲータになれ」という言葉があります。
 この例えは風太郎が人にプレゼンのアドバイスをするときにも似たような表現を使います。元々はある学校の講義で先生から教えていただいたことです。
 その講義での例え方は「(目的地まで連れて行く)バスの運転手になれ」と言うことです。そのとき教えられたのは、「目的地を知らずにバスに乗らない」ということでした。
 同様のことは、この本を始め多くの本で述べられています。
この本では
全体ー部分ー全体と説明しろと言っています。
目的地の説明ー走行ー目的地への到着という手順と同様ですね。

そのほかに

50 「話が散らかる」のは準備不足のせい
51 よく知っていることは上手に説明できない理由

の二つです。両方とも心当たりあります。前者は準備でなんとかなります。また、このブログでも同様のことがおこっていますが、なれもあってかましになりました。
 なかなか難しいのは後者のよく知っていることを教える時です。少しずつ良くなっていますが、まだまだです。
 先程のプレゼンのコツのように自分の苦手な事の方が相手は納得してくれるようです。
 一方よく知っていることはあまり理解してくれません。
話が散らかるのと、この知ってることが説明できないの二つが混じってお化け屋敷説明になったようです。
 こういったパターンが多すぎて一つ一つのパターン毎の説明は少ないところはありますが、家庭教師らしく「個別指導」となる良い本です。

どんなときでもバッチリ伝わる!説明力があがるコツ

どんなときでもバッチリ伝わる!説明力があがるコツ