OFFICE風太郎

日本のエンジニア、風太郎です。問題解決が飯のタネです。仕事や生活で問題解決を活用したり、問題解決の基礎となる統計とかデータ分析の話をしていきます

カイゼンと武道と特殊部隊 そして遠足?

カイゼンはスタートか?ゴールか?

 久しぶりのカイゼンネタです。  これはもう昔から「スタート」と言われています。カイゼン後はカイゼン前になっています。ある会社に見学に行った時です。かなり大掛かりなカイゼン(というよりも装置を入れた)を行いました。  そして、それっきりなんです。もう手を入れるところがないです。そして、大掛かりな設備のために、入れることに精一杯でした。  あとよくある話も見受けられました。周りに対する報告資料を作っているんです。まぁ、それを見たひとりが私なんですけどね。

武道?特殊部隊?

 武道では「残心」というものがあります。Wikipediaでは美学とかそういうことが書かれています。  しかし、武道ということを考えると、戦い終わったあとに次の敵が出てくるかもしれません。または、降伏したといった敵がさらに攻撃してくるかもしれません。これでは負けてしまいます。  ゲームでボスが「俺の負けだぜ」といった、すぐあと攻撃して、「GAME OVER」ということもありました。  また、日本の特殊部隊の本を読んだときに海自と陸自が異なることを記述していました。陸自は、任務達成後帰投するまでが任務です。まるで遠足のようですが、帰投しなければ次の任務にかかることもできません。

カイゼン

 海外に伝えるときにカイゼンの英訳を何にするか?という議論がありました。「Continuous Improvement」という言葉にしました。「継続的改善」という風にも言われていますが、カイゼンとは継続することそのものです。  以前カイゼンの講師をしたときに、”病のようなものだ”ということを言ったこともあります。常にカイゼンを行わないとしないと息もできない。変わらないといけないような気持になっていきます。

大野耐一氏(の言葉とされていること)

 カイゼンといえばトヨタ生産方式、その大野耐一氏が言った言葉とされているのが、氏自身が改善したラインに行く前に「まさか前と同じことはしていないだろうな?」といったそうです。

カイゼンの終わりはスタートラインである。

 今まで述べたように改善の終わりは、スタートラインである。だから、常に先をみてカイゼンを進めていかないといけません。