意外とおいしい病院食
世の中には「検査入院」というものがあります。急病などの状況と違って、慢性的な病のため、いつもと体調は変わりません。その時に当然入院食を食べます。1
その病院食がおいしくて驚きました。
その中で不思議に思ったのが大根の酢の物です。結構味が染みておいしく感じました。
エンジニアリングとして考えてレシピを再現してみる。
このようにおいしい料理、しかも原価が安そうだとつい再現したくなります。まず最初に考えたのは「長時間つけこんだのかな?」と思いました。 しかし、味が微妙に違います。そこで、技術者としての脳みそで考えてみました。
- おそらく長時間の漬け込みはやっていない。その理由は、次の食事より後の用意をするのは作業手順として乱れる可能性が多いから
- 短時間(食事と食事の間)に作っていると判断
- 速度を上げるには「温度を上げる」という考えではないか?と推定
ということで、次のように作ってみました。
これで見事に味が再現されました。低コストのレシピでおいしく野菜もとれるのでお勧めです。
失敗した例
先程の大根の酢の物は成功した例ですが、失敗した例もあります。
風太郎はそばも好きです。しかし、自宅ではそばを食べませんでした。おいしくないからです。特に好きな蕎麦湯がまずかったからです。「やっぱりお店はそばも、そば湯もおいしいなぁ。家庭では作れないわ」と思っていました。
そういう中で、5割そばというのものを見つけました。そのとき「あれ?5割?半分しかそば粉がないの?」と不思議に思いました。
疑問に思いながらも買ってみたところ、そばもそば湯もおいしくいただけました。次はスーパーでそばの原材料を見ました。そうすると「小麦粉、そば粉、、」と書いてありました。食品の材料は多い順番に書いてあるので、小麦粉の方が多いということになります。
そこで例によってネットで見たところ、次の記事を見つけました。
この記事では「外食産業」のお話でした。その中で、スーパーで売られている食品に対する言及もありました。
そこでは「そば粉3割」でも「そば」として売れると記載していました。
驚いて以後「二八そば(そば粉8割)」を購入するようにしました。その結果おいしいそばとそば湯を家庭でもいただけるようになりました。
「おいしいそばはお店でしかできない」という非科学的(非エンジニア的)考えがおいしいそばを食べられなかった原因でした。
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ちゃんと3食でます。うっかり昼食を買って行ってしまいました。旅館じゃありませんからちゃんとでます。↩