怪我の未然防止
今年は最初からの大出血です。何年かに一回ぐらいは一週間ぐらい絆創膏などつけているような怪我をします。年のせいでしょうか?最近はその頻度があがったような気がします。
半年ぐらい前に指の痺れが取れないような怪我をしました。今回は爪までざっくりとやっちゃった切り傷です。爪で止まらなければ、肉がえぐられていたかもしれません。写真は撮ったけどちょっとグロいのでアップはやめておきます。
今回の怪我を予測して未然防止を行うことはできなかったのでしょうか?今日の話題はそれを考えてみます。
未然防止のポイント
どんな失敗でも他のことを参考にすることにより防止することができます。山の遭難だって、アニメだって(ゴブリンスレイヤーっていうやつです、また別の時に話題にします)参考になります。
失敗学でいう上位概念っていうやつでしょうか?そういう考えを持つことが大事だす。また類似の怪我、ヒヤリハット、危険予知などいろいろ会社などではいろいろやっています。
今回起こったことと、類似の経験、情報
怪我はドローン起動2回目で発生しました。ドローン購入は初めてです。1回目室内で飛ばして、操作ミスで墜落、その時停止しました。
そして今回も同様に起動しました。注意してまっすぐに上がるように校正も事前にしておきました。しかし、ドローンは安定せずふらふらと飛んでいきます。そして、棚にひっかかり、横向きになりました。物が絡みそうなので、慌てて手を出して、プロペラが手に食い込んで、止まりました。結構出血しました。
この時行うのは、進行の停止(血止め)、処置(医者に行くかどうか?どうやって治していくか?考えて実行)、対策(結局ドローンを廃却することにしました)、再発防止です。
ドローンは廃却するし、もう買わないから「再発防止いらないんじゃない?」という考えはダメでしょう。少なくとも未然防止、再発防止に繋げるべきです。
ここで、「ドローンによる怪我」という意味では今後ドローンに触ることないので対策は不要かもしれません。しかし、「回転体による切創」という意味では今後発生するかもしれません。これを未然防止と呼ぶか、再発防止と呼ぶか?非常に微妙なところです。
それを考えるにあたり、今回起こったことは事前に予知できなかったか?回避方法はなかったか?ということを考えてみます。
今回の被害は
・手に怪我をした
・プロペラが歪んで使えなくなった(交換プロペラは売ってない)
の2点です。
現象をよく見ましょう。
・1回目コントロールを失い、墜落時プロペラを損傷した。
・2回目の時コントロールを失った時点で手を出した。
ということです。
1回目のコントロールを失うことに予見性があったかどうかです。
今考えると「そりゃ、初めてだから失敗することもあるわ」って考えないといけなかったですね。そうすればもっと置いてあるものの少い部屋で試してみたでしょう。
それではプロペラの損傷はどうでしょうか?実はだいぶ昔にテレビで室内ヘリコプターのラジコンで、「プロペラが壊れるから予備は絶対必要」といったのを覚えていました。プロペラ4枚のほぼドローンスタイルのラジコンです。その知識からプロペラの損傷は予測すべきでした。
また、手を出したことも問題です。以前パソコンのグラフィックボードのファンに手を出して同様の怪我したことあります。このことから、プロペラやファンは危ないということを考えておくべきでした。
未然防止の考え方
怪我に限らず多くの失敗は複数の要因が重なり合って発生しています。これは航空機事故なんかの例を見るとわかるでしょう。よく考えると必ず止められたはずのことが、考えが浅いことが重なり合ってこのような怪我になりました。
怪我だけでなくて、仕事も注意することが必要でしょう。
繰り返すと、失敗は複合要因で起こることが多いです。漫然と行動するのではなく考えることによって防ぐことができます。たった一つだけ間違えないことでです。
これに対して別の見方もできます。一番重要なことだけを注意すればよかったのです。
今回の場合は「回転体には決して手を出さない」ということがポイントだったでしょう。少なくとも、落ち着いて考えられるようにしておけばよかったと思います。